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またしても冤罪の恐怖を感じました

 恐ろしいニュースでした。自白を強要されて、ウソの自白をしてしまったため、20年間も刑務所に放り込まれてしまったという、恐怖の事件をやっていました。

釈放されたお母さんは、世の中を甘く見ていた、裁判所も、警察もこんなに怖いものとは知らなかった、市民の見方だと思っていたのに、、、、、、というような意味のことをはなされていました。自分は、まったくもともとそう思っていないので、こういう事件が起こることは不思議ではないと思っている。いつ、じぶんもこういうことに巻き込まれてしまうかわからないという恐怖が、時々すーっと通り過ぎていくことがある。警察も、裁判所もすべておおきな組織をもつ権力なのだから。

 もし本当に無実ならば、20年間という時間と、こころの深い傷をどうしてくれるのだろう。
まちがった取り調べと判断したものたちはたぶん、まったくなんの傷も受けず平然と生きていくのだろう。恐ろしいことだ。

 それにしても20年間刑務所の中で、よく絶望せずに戦ってこられたと、頭が下がる。
自分なら、呪いのことばを残して死んでしまっていたのではないだろうか。あの世から、そのような立場に自分をおとしめたものたちに、こころからの呪いをかけていくことにかけることしかできないのではないかと思う。

たぶん、こんな冤罪事件は、ほかにいくらでもあることだと想像する。国家機密法がまかり通る時代であるから、これからいまよりずっと恐ろしい時代になってしまわないように気をつけていかなくてはいけないと思う。

それにしても、ひとりひとりの人間を自由にしかも、尊重して、大切にして生きていける世の中になることが、お金持ちになるよりずっと幸せに近づく方法なのに、どうも人間はそうなっていかない。赤ちゃんの生まれたばかりのあの無垢なきれいな瞳が、どうして大人になっていく過程でどこか狂っていってしまうのか?人間は悲しい生き物だなと思う。
Commented by ichiichik at 2015-10-28 17:36
恐ろしい話でした
いつ自分の身に降りかかってくるかもしれません
その時どうしたらよいのか
その立場になったら頑張れるのか
眠らせない、食べさせない、トイレにも行かせない
ほとんど拷問の世界です
恐ろしい事です
Commented by tatamiya at 2015-10-28 22:14 x
ichiichikさま
拷問しておいて20年も刑務所に放り込んでおいて、最後は責任取らずに謝りもせず知らんふりするというのは、法律を学んだとしても大事なものは普通の人より持ち合わせていないということになるのでしょうか?恐ろしいことです。
原発の再稼働でも、事故が起こった場合は政府が責任をとりますと言っておりますが、どうせ知らんふりを決め込むのでしょう。
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by tatamiyamoto | 2015-10-27 21:52 | ひとりごと | Comments(2)

工房と自然とともに生きる生活をつづります. 工房で制作している彫刻、木版画、も紹介してゆきます。

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